去る1月１１日、レイカースの新年会が行われました。今年も新年会では、投票によるシーズンＭＶＰ、珍プレー賞の発表、またキャプテン賞の発表もあり、前シーズンの活躍を振り返りつつ、各賞には賞品まで出るとあって大変盛り上がりました。
（ちなみに今年の賞品はＭＶＰ＝エナメルバッグ、珍プレー賞＝サンダル、キャプテン賞＝ウインドブレーカーでした）
チームメイトの投票によるＭＶＰ選手に、派手な活躍こそないものの（スミマセン）、スクラム第一列（ＰＲ）で常にチームを支えてくれた山田さんになったことは、レイカースらしい結果だったと思います（これで山田さんにはあと１０年は頑張ってもらえそうです♪）
珍プレー賞、キャプテン賞は、シーズン中の活躍からすれば妥当な線かな思います（キャプテン賞のウインドブレーカー、いいなぁ）。 今回、僕はまったくのランク外だったので、来シーズンは選んでいただけるように、技術も人間も磨きたい！と、その時ばかりは思いました。
そんな中、残念なことがありました。村井さんがチームを離れることになってしまいました（転勤が決まってしまい・・悲）。
村井さんはレイカースでラグビーを始めた、いわゆる『未経験者』でした。しかし、始めたばかりの3年前、まだルールも詳しくないのに７人制の大会に初試合として出場し（させられ？）、いきなり３トライを取り、一躍レイカースに名を轟かせたのでした。
運動神経がいいこともさることながら、村井さんのラグビーへ対する真摯な姿勢は、とても好感が持てました。なぜなら・・・、週一回のレイカースの練習後はよく、砂を集めてボールを立たせてＰＧを蹴ったり、ハイパントを上げてもらい背面ジャンプキャッチしたり、ネットに向かって黙々とキックの練習をしたりしてました。全体練習後に個人練習をしている、、、そんな姿はまさに、ラグビー始めて間もない高校一年の頃の（坊主頭の）僕らの姿と重なって見えたからです。 そんなこともあって、とても親近感を感じつつ一緒に居残り練習をしては、純粋だったあの頃を思い出させてくれました。
また、チーム練習でも『未経験』ならではの動き、特にアタック時の考えや発想はとても参考になり、余計な経験が邪魔をしている僕は、新鮮な村井さんの動きをついつい見本にしていたこともありました。昨シーズンの公式戦でも、ロングゲインありカウンターあり、また、アタック以外でもブラインドからナイスディフェンスしたりと、派手にも地味にも活躍してました。。
最近ではすっかり、ボールを持った時楽しみな選手！の一人になっていました。
そんな、レイカースにとって貴重な人材、村井さんがチームを離れることになってしまいました。今年の新年会は、村井さんの送別会も兼ねてということになってしまい、楽しい中にも、ちょっと寂しい雰囲気がありました。
・・がしかし、一人の人間が、レイカースを通じて『ラガーマン』になったという事実は、とてもうれしく思います。何年後、また一緒に練習したり、対戦できたらと思います。
レイカースとして、そして一人のラガーマンとしても、第二第三の村井さんのような人間が出てくることを期待します。
新年会に思ったことでした。 （文・さとみ） |